効果的なコミュニケーションを取るためにすべての事象の良い面を見ようとする訓練

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イラッとした体験

7席の小さな飲食店に行った。

店に入ると奥に3名、40代くらいの男性と水商売のおねぇさん2名、手前には60代くらいの男女が食事を取っていた。

コロナ禍の時期なので、店主は入店をお断りするかどうか迷う。一応、席の間には簡単なパーテーションがある。

店の奥の男性が奥と手前の間に1名分、空き席があることを指摘してくれた。有り難い。どうせ外食するなら美味しいモノを食べたい。

僕は「僕は大丈夫ですけど(いいですかねぇ?)」と言いながら席に着く。

そうすると、手前側の60代くらいの女性が、あなたはいいだろうけど、嫌だねぇと言い出す。

カチン!店主が言うならまだしも、おまえが言うんかい!てか、3名席を間空けて座ってるし。マジむかつく!!と思ってしまった。

良い面を見つける訓練

ここで思い直す。最近、どんな状況でも自分をいい状態にするトレーニングをしている。感情を優先するのではなく、効果的なコミュニケーションを取るために、すべての事象の良い面を見ようという訓練だ。

このカチンときた状況にも「いいね!」と解釈する訓練。カチンときているのにwむかつきつつ、さて、この状況にいいね!と言うと、その論理はなんだろう?

この60代くらいの女性は、相手のことを気にすることなく、自分の意見をきちんと主張できるところが偉いと思った。むかつきながらw僕はつい周りの雰囲気を考慮した上で意見を言ってしまうことがあるので、その点ではステキだなぁと思った。

この考えを思い付くまでに10分ぐらいかかった。この考えが瞬時に浮かぶくらいになったら、どんな状況でも自分を最高の状態に保って、大きな成果を上げることがデキる人間になれる気がする。

過去の経験

ふと思ったが、これ、仕事でも大事なことだなぁと過去の経験から思い直す。仕事柄、お客様とエンジニアの間に挟まれて仕事をすることが多い。仕事のお願いをした時に、なんでこんなこともわからないのか?こういう状況を想定しないのか?とイラッとすることがよくあった。

そういった状況のときに自分は効果的なコミュニケーションが取れていなかったなぁと思った。

日常生活から抜本的に考え方を変えていかないと。訓練は続く。

この記事を書いた人

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羽沢 仁

業務系システムのエンジニアとして、コンサルティング会社で5年、事業会社の社内SEとして5年、フリーランスとして6年、要求定義、設計、開発、テスト、リリース対応の業務に携わってきました。来年からは、街の○○屋さんと直接つながって、ITツールを提供するサービスを開始します。詳しいプロフィールはこちらをご参照ください。